どうも。
イケダハヤト氏の「武器としての書く技術」を読了したので、皆さんに紹介したいと思う。というか、ブログをやっている人間で読んだことのない人がいるのか疑問に思うレベルの本である。
ブログ文章の基本の全てがここにある
炎上や煽りなどで有名なイケダハヤト氏だが、その負のエネルギーが正の方向に向かうとこんなにも素晴らしい本ができるのかと非常に感心した。あれか、お金を払ってくれる人には優しいのか。
見出しを見てもらえばその内容の充実度合いが分かってもらえると思う。
”第一章 文章が残念な人の10の特徴”
”第二章 凡人の文章を最強の文章に変える10の魔法”
”第三章 付きに40万字書き続けるぼくの秘密12ヶ”
”第四章 ここまで公開していいのか?書いて月50万稼ぐ方法”
”第五章 書く技術はこんなに人生を豊かにする”
いかがだろうか?魅力たっぷりの内容が揃っていると思う。
実はこの見出しにも著者の技術が散りばめられている。詳しくは買って確かめてもらいたい。
アホでもできる
何よりも素晴らしいのは、紹介されているテクニックの具体的さだろう。
私に代表されるようにアホな人間というのは自分で考えるということをしない。なのであまりにも抽象的な話をされると「すごい話を聞いたぞ…。これは人生変わるぜ!」と思いながら、何も変わらない毎日を過ごしてしまう。アホであることは罪ではないが、悲しいものだ。
で、この本で紹介されているテクニックは非常に実際的なので、アホでもできる。むしろアホこそこれを参考にするべきだ。アホは自分本位の文章しか書けないし、「他人が読んでどう思うか?」なんて一秒だって考えていない。イケダハヤト氏のテクニックを使って、「読み手のための文章」を書けるようになってもらいたい。
ただ最後の第五章は蛇足だったように思う。唯一、技術などが含まれていない章で、読んでも、「あぁ、この人はこんなに成功したのか…」と嫉妬に駆られるだけで、特に得るものがありません。むしろ何かを失ったような気持ちになる。読み飛ばして貰って構わない。
注意点
注意点としては
①発行されてから3年ほど経っており、著者自身の考え方が変わってしまっている箇所が所々あることだろう。
ただし、移ろいゆくこのネット時代だからブロガーの在りようや、技術の主流などは変換していって当たり前。この本で基本的な技術を手に入れ、適宜、情報を更新していってもらいたい。
②電子書式版が半額である。書店で必死に探した私がバカだった。
この二点ぐらいだろうか。それ以外は内容の非常に充実した書籍になっている。
ポンコツが優秀になる所を見てもらおう
という訳でこの技術とやらを実際に試してみようかと思う。全てを公開するわけにはいかないが、一部だったら構わないだろう。それに実際に効果を確認してもらった方が皆さんにも参考になるだろう。
本書の中でブログ記事のタイトルの付け方のアドバイスがある。それを実践してみよう。
まずは私がいつか投稿しようとしていたこの記事タイトルを見ていただきたい。
「夜中にうるさいヤンキー、早く事故って氏ね」
子育て世代が、どれだけうるさいヤンキーに迷惑をかけられているのかを綴ろうと考えている。怨嗟にまみれた素晴らしい記事にする予定だ。
さて、このクソみたいなタイトルがイケダハヤト氏の魔法にかかるとどれだ魅力的になるか見てみようじゃないか。
イケダハヤト流タイトルの付け方①
『タイトルには具体的な数字を強調する』
なるほど。確かに読んでみようと感じさせる記事には数字が含まれていることがよくある気がする。では私の記事にも数字を入れてみるとしようじゃないか。
どこに入れようか?「夜中」という部分が曖昧かもしれないので、ここをいじってみよう。
「主に23時から深夜1時にうるさいヤンキー、早く事故って氏ね」
急に具体性が出てきた。数字効果抜群じゃないか。これはなかなか良さそうなので、もうちょっと入れてみよう。
「主に23時から深夜1時にうるさい全国の約7000人(警察庁調べ)のヤンキー、早く事故って氏ね」
お分かりいただけるだろうか?ヤンキーの数を具体的に示してみた。これは素晴らしい。私の憎しみはこうやって具現化していくのだろう。
イケダハヤト流タイトルの付け方①
2.権威系キーワードを入れる
「ハーバードで教えている~」や「仕事が出来る人がやっている~」などの言葉を取り入れると人目を引きやすいそうだ。
なるほど。しかし私には学がない。ハーバードなんて雲の上も上。天国にいる司馬遼太郎に会いにいけるくらい遠い世界の話だ。かと言って、仕事ができるわけでもないし…。どうしたものだろうか?
仕方ない。ここは当たり障りがなく、嘘のできるだけ少ない言葉を入れてみるとしよう。
「東大卒でも嫌がってしまう主に23時から深夜1時にうるさい全国の約7000人(警察庁調べ)のヤンキー、早く事故って氏ね」
完璧だ。
最初のクソみたいなタイトルを付けていた頃が懐かしい。この調子で行けば私が有名ブロガーになる日もそう遠くはないだろう。
ブロガー必携である
いかがだっただろうか?私の成長を目撃してもらえたことと思う。これほど上手い宣伝はそうそうないんじゃないだろうか?そう自負している。皆さんも私のように素晴らしい記事タイトルを付けてみたいのであれば、ぜひ本書に手を伸ばしていただきたい。
以上、健闘を祈る。