どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。
今回の記事は今までとはかなり毛色の違った内容になる。
先日私が主催したイベントの模様をお伝えしたい。
※イベントなんて大層なこと書いているが、ただ単に時間を合わせてZOOMでおしゃべりしただけ
そのイベントとはこちら。
↓
推し本会!!
推し本会とは…
コロナ禍で殺伐とした空気漂う日々。そんな中で、自分と同じ「本を愛でる者」から溢れ出る愛を観察することで、癒やされることを目指す。
また、思わぬ良書との出会いの場とする。
まあ簡単に言えば、本好きとお喋りがしたかっただけである。
とまあ、企画を思いついたものの、いざメンバーを揃えるとなると難しい。ツイッターでこっそり告知してみた。
私としゃべりたいなんていう奇特な方はいらっしゃいますでしょうか…
このような控えめな募集をかけた所、「かわいそうだから参加してあげる」という方が数名集まった。みんな優しい。
今回の参加者一覧
ひろたつ(@summer3919)
言わずと知れた、この腐れブログの運営者。最近では記事を書こうとすると、なぜかツイッターを眺めてしまうという病気に罹患している。治す気もないらしい。
すぐさん(@me_reading)
異常な伊坂愛を装備した変態。奥様との幸せすぎるバズツイートで有名。
婚約相手との同居が始まった結果(`・ω・´) pic.twitter.com/L67FTa4zIQ
— すぐ@読書 (@me_reading) 2018年3月21日
篠田さん(@mrkantou)
推し本会の募集ツイートをした数秒後ぐらいに参加を表明してくれた、アグレッシブさん。正直すぎる語り口で参加メンバーを笑わせまくっていました。
haikuさん(@haiku44116991)
急遽参加が決まった、今回唯一のリアルでも知り合い。 好きな言葉は「ベストセラー」。書店で派手な帯を見ると、ついつい購入してしまうという悪癖の持ち主。本は作家よりも、気になった作品を中心に選ぶタイプ(ひろたつ曰く「ナンパスタイル」)
アキアカネさん(@akiakaneco)
東野圭吾推しなのだが、気に入っている作品のことごとくがこのブログでボロクソに書かれている。今回は逆にひろたつをボコボコにするために参戦した。
Haruさん(@Haru95043706)
マイペースすぎる独特なリズムで場を盛り上げるトリックスター。独特な選書センスはツイートを見れば一目瞭然。音声トラブルにより、最初はボディランゲージのみで参加したツワモノ(途中から復帰)。
今回は以上のメンバーで行なった。
なかなかバラエティ豊かな変態さんたちが揃って満足である。普段は聞けないような話が聞けそうで、最高にワクワクする。そして、どんな変態性が飛び出してくるか分からないので、緊張感も高まってくる。だらけきった日々を過ごしているので、たまにはこういった刺激も必要だろう。
ということで、ここからは実際の模様をお送りしていこう。
~推し本会スタート~
推し本会の主な流れ
①推し本・作家などについて思いの丈をぶつけてもらう
②主催者・参加者からの質疑応答や雑談以上の内容を15分1セットとして、順番に回していく
一人目 アキアカネさん
普段、あまり小説は読まないんです
ほうほう
ただ、東野圭吾だけは本当に大好きで、特に『容疑者Xの献身』は読んでから3日間ぐらい泣きました
…
東野圭吾さんを好きになってから知ったんですけど、『天空の蜂』も東野圭吾さんとは知らずに読んでました
振り幅が凄いですもんね
ひろたつさんとは東野圭吾の趣味が真逆なんです。『容疑者Xの献身』もそうですし、『手紙』も大っ嫌いですよね
えーっと…
(素敵な笑顔)
(話を逸らそう)普段は何を読んでるんですか?
ドキュメンタリーとかエッセイが中心で、たかのてるこさんが大好きです
『ガンジス川でバタフライ』で有名ですね
(やっべ…)
どうかしたんですか?
えっと…『ガンジス川でバタフライ』も過去にボコボコにしたことが…
(一同笑い)
自分の行動はすべて自分に返ってくるというのを、教科書レベルで分かりやすく体験させてもらいました。
今回私が紹介するのは、こちらの絵本です
1982年に発表された、もう30年以上前の作品です
年上だ
誰も聞いてないです
絵本というよりも、児童文学の色合いが強くて、絵も重厚なんです
だから、家にあったんですけど、子供の頃は怖くて読まなかったんですよね
でも最近実家に帰ったときに手にとってみたら、これがもう素晴らしくて…
今では棺桶に入れてもらいたいぐらい好きな本です
パワーワード来た
これは踏切番っていう仕事の話なんです。昔は自動の踏切がなかったので、人がずっと立って交通誘導をしてたんですって
へえ~
主人公のよざえむさんは、踏切の側にある踏切小屋に一人暮らしでずっと住んでいて、完全に仕事とプライベートが一体化している生活を送ってるんです
私だったら耐えられない生活で、世界が半径数十メートルなんですよね
踏切から離れられないから、村のお祭りとかあっても行けない
苦痛
でも、よざえむさんは仕事を愛してるんですよ
村のみんなからも信頼されてるし
その様子が分かるところを、少し読ませてください
おぉ、ぜひぜひ
これは夏のシーンです
陽がカンカン照りつけて
線路がひん曲がりそうな暑い夏
よざえむさんはいつも少し早めに遮断器を下ろします
暑い日はダンプカーがスピードを出してふっ飛ばしてくるのです
なぜか機嫌の悪い顔で止まっている運転手に、よざえむさんはニコニコ声をかけます
「暑いですねぇ」
よざえむさんのトマトみたいに赤い汗まみれの顔を見ると、誰でもふっと笑います
「まったく暑いねぇ」
なるほど
この当時は、車にエアコンなんて無かったでしょうから、ドライバーも暑くてイライラしてたんだと思うんですよね
あぁ…
でももっと過酷な炎天下で仕事をしている人が自分をいたわってくれるって、素敵なことですよね
暑くて不快指数MAXのときに吹いた清涼感のある風、という感じがします
素敵な表現…!
その言葉に癒やされる
よざえむさんの話とは別なんですけど、私の友人が失恋ですごい落ち込んでいたときがあって
その当時は誰とも会話してなくて、コンビニのレジの人との「○円になります」ぐらいしか一日の中で他人と言葉を交わさなかったんですって
うんうん!あるある
あるんかい
で、ある日、コンビニで買ったときの金額がたまたま777円だったんですよ
そしたら、レジをしてた女性の方が「凄い!あなた良いことありますよ!」って言ってくれたんですよ
その友人が「失恋で傷口は深いけど、そっと優しく絆創膏を貼ってもらえた気がした」って言ってて
素敵すぎる
もうひとつ別の話なんですけど
なんでしょう
私のかかりつけの病院が、駐車場とか薬局に行くのに毎回道路を横断しなきゃいけない作りになっていて
ほう
そこには警備員さんがいて、道路に立って人が通っている間、車を止めてくれているんですよ
ふんふん
で、人が通り終わったあとに、その警備員の方は、毎回止めていた車の運転手さんの顔を見て「ありがとうございました」って声をかけながら頭を下げていたんです
車の窓を閉めていると聞こえないんですけど、そんなの関係なしに毎回声を出して、頭を下げていて
凄いな!
どんな仕事でも、他人を喜ばせたり感動させたりすることができるんだなって思ったんですよ
話の着地が内村航平レベルに綺麗
直接誰かの人生に関わる仕事じゃなくても、どういう気持でその仕事をするかが大切だなって
来ました、よざえむイズム
そういうことか~
あと私の大好きな東野圭吾の『容疑者Xの献身』で、こんな一節があるんです
「人は健気に生きているだけで、誰かを癒やしていることがある」
なんか、すいません
↑『容疑者Xの献身』のボコボコにしたことを後悔してボコボコになっている人
ここには書ききれないぐらい、素敵なエピソードをたくさん紹介してくれたアキアカネさん。
文句ばっか垂れ流してるどっかのブロガーとは大違いだし、そんなブロガーを広い心で受け止め、さらには推し本会にまで参加していただいたその度量には感謝しかありません。
他にもアカネさんから紹介いただいたのは以下の作品たち
これもよざえむイズムに溢れてそうな本。絶対に読む。レビューも捗りそう。
私からの「他にも絵本でありませんか?」という無茶振りに答えてくれたのがこちらの作品。
ネタバレになるから詳しくは書かないけど、かなりドギツイ内容。これも絶対に読む。
二人目 篠田さん
だっ…w…lkうつ…
……つ……おs…っ…
ドラム缶越しに喋ってる?
回線が調子悪いみたいですね
~数分後~
いやー、すいません。いつも隣のセブンのWi-Fiにタダ乗りしてるんですけど、今切りました
そんなポップに犯罪のカミングアウトしないで
私は家族の影響で小説を読んできたんですけど、特にミステリーとか。
でもどうやら向いてないみたいで
向いてない?
なんか「ああ、同一人物だったんだ」とか「女の人だったのね」とかで終わっちゃうんですよ
はいはい。“あれ”ですね
“あれ”ですね
篠田さんのスリリングなコメントに通じ合う両者。早押しクイズみたいで面白い。
最近はビジネス書をよく読んでいます。宗教じみて敬遠してたんですけど、読んでみたら「今までの自分は愚かだったな」って思うぐらい影響を受けてます
めっちゃ宗教じみてる
変わりようが極端
で、今日紹介する本なんですけど…
持ってなかったんで、取り急ぎ昨日買ってきました
推し本会への熱量が凄い
主催者よりも前向き
こちらの作品です
あの読書家で有名なひろたつさんが読んだことない、ということなので選ばせてもらいました
あの有名な
否定してもいいんですよ?
海外でも有名な作品だし、私が子供の頃から将棋好きで、高校で県大会に行ったこともあるので
凄っ
先に同じ作者さんの『聖の青春』を読んだんですよ。知ってますか?
もうもうもう…
名作ですよね
僕は小学校高学年のときに読んだんですけど、まだ幼かったのか良さが分からなかったんですよね
ミステリーの名作たちといい、読書歴がもったいなさすぎる…
それから10年ぐらい経ってから読んだのが『将棋の子』ですね
もうね、泣いた泣いた。あとにも先にも、それ以上泣いたことないってぐらい
そんなに…
とにかくツラい作品なんですよ
天才と呼ばれた子たちが、奨励会に入って、あんなたった座布団一枚ぐらいのスペースに、人生のすべてを賭けてる。でもそれでも報われないときがある
残酷だなぁ
藤井七段とか羽生善治先生とか、華々しい所ばかりにスポットが当たりがちですけど、そういう人たちの影には、挫折して埋もれていった人たちがたくさんいる、ということが描かれています
なるほど~
どの分野にも通ずる普遍的なことが描かれていると思うんですよね
人がなにかを好きになって、熱中して、そして挫折してっていう
最近の将棋ブームで人気なのかけっこう書店でも見かけるので、ぜひぜひ
これは面白そう!
作者の奥様がプロ棋士なんですよね、たしか
そうなんですよ。作者さんの人生についても触れられてて、昔はギャンブル狂いだったみたいです
で、ギャンブルの一環で将棋を始めたら凄い上達しちゃって、最終的には将棋雑誌の編集長まで上り詰めた
急展開
ヒストリーの角度が凄い
羽生さんの著書とか読まれた方がいr…
めっちゃ読みました!羽生さん大好きっ
入れ食いのスピード感
あの方の…ty…
あれ?
これは…
だっ…w…lkうつ…
またドラム缶かな?
今度はセブンに乗っ取られてるのかも
……つ……おs…っ…
っていう感じです
(よく分からないけど)よく分かりました
回線の不具合や強烈なカミングアウトも含め、素晴らしいご紹介をしてくれた篠田さん、ありがとうございました。
実は前々から気になっていた作品なので、この機会にぜひ読んでみたいと思います。
三人目 すぐさん
ミステリーが大好きで、それとは別枠で伊坂幸太郎さんを愛しています。伊坂幸太郎縛りで読書会を主催したりしています
本物来た
どういう意味ですか?
まあ、色んな意味で…
今回僕が紹介するのは、こちらの作品です
おおっ… 伊坂幸太郎じゃないんですね!
はい。今回はこれで行きます
作者の阿部和重さんってご存知ですか?数年前に芥川賞も取られていて、純文学界ではけっこう有名な作家です
…
他には、以前に伊坂幸太郎さんと共作で『キャプテンサンダーボルト』という作品を書かれてます。2015年の本屋大賞で8位にノミネートしてますね
…
エンタメ界の方ではそれがきっかけで名前が広がった印象ですね
…
さっきからどうしたんですか?
もしや…
そうですねw
ひろたつさんがボロクソに書かれているのは存じてるんですけど…w
死にたい
こんな綺麗な因果応報なかなか見れない
敵作るの得意すぎるだろ
普段、純文学はあまり読まないんですよ。たまに読んでみても、ちょっとよく分かんないなって感じで
確かにそれは分かる
そういう所はありますね
分かるわー(話が逸れてくれて嬉しい)
まず、この作品のタイトルの「シンセミア」というのは、
①種無し
②マリファナ
というダブル・ミーニングになっています
いきなり不穏
著者の地元が舞台になっているんですけど、三人称複数視点で、とにかく人間の悪意を描きまくる大群像劇です
とんでもねえのが来たな
胃もたれしそう
やっぱり本物
登場人物の数もエグくて60人以上出てきます
※ここで登場人物紹介のページを見せてくれたのですが、本文並みに文字で埋まってました
で、これだけ出てくるんですけど、その全員が異常者なんですよ。まともな人が一人もいない
どういった悪意かというと、例えば街中に監視カメラを付けて盗撮しまくってたり、不倫関係が描かれてたり、色んな登場人物が当たり前にコカインやってますし
やべえな
そんな人たちが、これでもかというぐらいに醜悪で不愉快なエピソードを積み重ねてくるんですけど、まあ…
?
ページを捲る手が止まらないw
www
その悪意がどんどん膨らんで膨らんで、最後には弾ける…というような内容になってます
うわー、凄そう
実際にある場所で、さらに実際の歴史にフィクションを織り交ぜていくので、読んでいる内に虚構なのか現実なのか分からなくなってくる
なるほど~
エンタメ寄りっぽい
そうなんです。この作品は純文学というよりも、エンタメとかミステリーのジャンルに近くて、直木賞の候補になってもおかしくないと思ってます
あと、セリフに山形弁が使われていたりするんですけど、とても柔らかい印象なんですね。でもやることはえげつないっていう
そこのミスマッチか~
さらに続編で『ピストルズ』という作品が出てるんですけど、これは拳銃と雌しべのダブル・ミーニング。さらに続編で『オーガ(ニ)ズム』という作品があって、これは生物と快楽という意味があります
何ミーニングかよく分からなくなってくるレベル
この3作品で「《神町》サーガ」と呼ばれ、去年発売された『オーガ(ニ)ズム』で20年の時を経て完結しました
続編と謳っているものの、どれも読み味がまったく違くて、『ピストルズ』はSF?…ぽい…かな…?『オーガ(ニ)ズム』はハードボイルドな感じ…?ですね
多用される疑問符が、作品の底知れなさを語ってる気がする…
なかなかの長大作なのですが、ご興味があったらぜひ
ツイッター読書アカウントの中でも大物のすぐさん。こんなしょぼいブロガーのイベントに参加していただきありがとうございました。
あと、推し本会が終わったあとのツイート、家宝にしておきます。
阿部和重『シンセミア』で参加させていただきました。
— すぐ@読書 (@me_reading) June 7, 2020
世界一好きな読書ブロガーのひろたつさんとお話ができて感激でした。 https://t.co/gHU5yvZldL
四人目 haikuさん
最初にも言ったんですけど、とにかく帯に弱いんですよ
危険
分かるけど
そんな帯に弱い私が紹介するのは、こちら
知ってます? これ
聞いたことありますね
ええ~、全然アンテナに引っかかってない。なんか悔しい
これですね…帯になんて書いてあるかというと、
「2019年アメリカで一番売れた本」
「全米500万部突破」
役満みたいな帯コメント
この作品が話題になってる理由があって、作者のディーリア・オーエンズさん、なんと御年70歳で初めての小説なんです!
凄っ
かっこいい!
そうなんですよ、かっこいいんですよね
で、元々学者さんで、動物学を先行されてらっしゃる
出た。本物の知識があるタイプの作家
じゃあ、あらすじを簡単に説明します
ノースカロライナ州で起こった殺人事件を中心に、主人公のカイアという白人の女の子の過去と現在を違えながら、語られるストーリーとなっています
ほうほう
“ホワイト・トラッシュ”という言葉、ご存知ですか?
イエロートラッシュなら聞いたことありますね。平山夢明のどうしようもない作品のシリーズ名なんですけど…
※こちらのことを言っています
ホワイト・トラッシュというのは、我々アジアに住んでる人には分かりにくいんですけど、白人の中でも差別されたり迫害されたりしていて、道徳的に欠落のある人たちの総称です
そんな方たちがいるんですね
カイアという女の子は、まさにホワイト・トラッシュで、教育のリテラシーのない両親の元に生まれてしまったがゆえに、まともに育てられることもなく捨てられてしまう
で、そんな状況でもたくましく生きていたカイアなんですけど、事件が起こった場所ではやはりカイア、ホワイト・トラッシュは差別されているので、事件の犯人だと疑われたり、なんなら犯人に仕立て上げようという力が働くんですね
キツそう…
そういった差別の描写もしつつ、でも基本的にはサクセスストーリーなので、エンタメ要素もありますし、現在アメリカの黒人差別問題が騒がれていて、非常にタイムリーだなと思っています
それが500万部も売れてるのか…
さらに、著者のオーエンズさんの動物学の知識をバックボーンにした自然の描写が、カイアを優しく強く受けて止めてくれるんですよね。これがいい!
Amazonのレビューを見ると、みんな同じことを言ってるんですよw
それだけそこの部分が強烈で、魅力的だってことですね
専門の知識を持った方だからこそ、書けた作品だと思いますね
それに、全米で500万部なんで間違いないです!
結局そこなんですねw
ハイテンションと絶妙な合いの手で推し本会を盛り上げてくれたhaikuさん、ありがとうございました。長い付き合いの方なので、いると私も安心して楽しめます。ぜひともレギュラーになってほしい…。
※haikuさんが他にも紹介された作品
五人目 Haruさん
いやー、申し訳ないです
↑途中から参戦するも、音声トラブルにより顔芸のみでここまで乗り切っていた
やっと声が聞けて嬉しいです
あんまり紹介とかが得意じゃないので、拙いかもしれませんが…
大丈夫です。マイペースで行きましょう
では…僕が紹介したいのはこちらの『Ank:』です
おおー、これはまた凄そうなのが出たな
最近読んだ小説で、一番面白かった奴です
笑っちゃうぐらい全然知らない
分厚そうですね
そうですね…単行本で500ページぐらいあります
クレイジージャーニーで有名な、丸山ゴンザレスさんもオススメしてましたね
本の内容なんですけど…
えっと…
なんだろうな? チンパンジー…うん、チンパンジー
いや、人間に備わってる“ミラーリング”って機能を扱った作品なんですよ
あぁ、あのマネしちゃうやつですか?
はい…って、まあ僕もあんま知らないんですけど
知らないんかい
で…うーん、まあそのミラーリングが広がっていっちゃう、みたいな
とにかく凄く面白かったです
そんな感じです
いきなり終わった
打ち切り漫画みたい
絶望的なまでに伝わらない
結局チンパンジーはなんだったんだ
とりあえず、チンパンジーが出てくる面白い本という認識でOKですか?
動物図鑑かな?
終始マイペースで参加者を翻弄したHaruさん。でもなぜか一番ほっこりした時間だったように思います。誰よりも省エネルギーでみんなを笑顔させていました。
ラスト ひろたつ
割愛します。
記事が長くなりすぎたので、力尽きました…。
※私の話が聞きたい方は、ぜひ推し本会に参加してください
おまけ(雑談&質問など)
実際はこの記事に書かれていることの、四倍ぐらい話しているのですが、その中から少しだけ抜粋して紹介。
固まるタイミング危険問題
私の画面、止まってるように見えるんですけど、皆さんから見てどうですか?
止まってますね
右手ずっと上げてますね
インドの特殊な修行僧の真似かと思ってました
えぇーっ。これどうするんやろ…
カメラを一度オンオフしてみると回復しますよ
分かりました。やってみます
どうですか?
動いた!…あっ止まった
なにこれ。このショット、めっちゃ嫌やな
画面が固まるタイミングが悪く、激詰めしてくる上司みたいな顔になってしまったアカネさん
※イメージ
アカネさんご本人は、笑顔の素敵な方です。念の為。
ZOOMを使うと、こういうことも頻繁にあるので、覚悟しておいてください
ひろたつは出来る子?
普段お仕事もされて、本も読みつつブログも書いて、家事育児をやって。どうやって時間を作ってるのか不思議なんですけど
大丈夫です。ブログも書いてないし、本もあんま読んでないし、家事も育児もほとんどやっていません。ツイッターとかブログに書いてあることは、ほぼフィクションです
でも書いてる記事とか、すごいボリュームじゃないですか
フィクションです
(なんだこいつ…)
学者作家はヤバい
学者のバックボーンがある作家さんって強いですよね
例えば
『守り人シリーズ』の上橋菜穂子さんとか。森博嗣も工学博士ですし
結局はフィクションで大嘘なんで、その嘘をどうやって読者に信じこませるかっていうと、やっぱり細部の詰め方が肝になる。その点で学者は強い
分かります。中野京子さんとかもそうですね
ほう?
あの…『怖い絵シリーズ』の
ああ!
展覧会とかしてましたね
専門家の知識があるからこそ、自分たちのまったく知らなかった世界に連れて行ってくれる楽しさがありますよね
小説の醍醐味ですね
そういう話だと原田マハとかもそうですね
『楽園のカンヴァス』とかですね
本好きが揃っているので、この手の話題がスムーズに進んでいくのが、めっちゃ気持ちいい。日常では味わえない体験でした。
ひろたつの小説読んだ?パート①
自分ちょっと機械に疎いので読めてないんですけど、この中でひろたつさんの小説読まれた方っていらっしゃるんですかね?
(誰もいないことを誰よりも速く察して)いや、このメンバーにはいませんね。それに全然読む必要ない作品ですから…
いやいや、そんな謙遜を。そもそも作品を書き上げられるってのがまず凄いことですから
…ありがとうございます
評価の方はどうなんですか?
読んでくれてる方が、元々自分のブログを読んでくれている方ばかりなので、概ね好評です。でもそれが身内贔屓によるものなのかどうかは、自分じゃよく分からないです
こんなこと言うのも恥ずかしいんですけど、自分じゃ苦労して書いただけあって、面白い作品だとしか思えないので
苦労して育てた可愛い我が子って感じですね
ちょっとキツイので、この話題は終了で
ひろたつの小説読んだ?パート2
あ、そうだ!
な、なんでしょう
ひろたつさんの書いた小説、『市民案内課へようこそ』めちゃめちゃ面白いです!
↑遅れて参戦したので、その話題が終わってることを知らないhaikuさん
…
↑嬉しいけど、恥ずかしくて悶えるオッサン
めっちゃ面白かったです。私、泣きましたもん
あれで300円は安すぎですね。価格割れしてる今の内に買えって、みんなに言いたいです
えっと…凄え嬉しいんですけど、なんかツラいので、その話は次の機会に…
えー、そうですかぁ
haikuさん、熱いメッセージありがとうございました。
あの作品を書くために費やした膨大な時間が、報われた気がします。
以上。参加された皆様、ご協力ありがとうございました。
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