俺だってヒーローになりてえよ

何が足りないかって、あれだよあれ。何が足りないか分かる能力。

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考える人が最強だとウメハラが教えてくれた 『悩みどころと逃げどころ』

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どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。

大好きな2人の対談本をご紹介。

 

内容紹介

 

 

17歳で世界のトップに立ちながら、自分の生きていく道は本当にゲームでいいのかと悩み、あがいてもがいて自らの居場所を見つけた梅原大吾氏。一方、「いい学校からいい会社」という学校エリートの道を歩みながら、乗っていた大きな船を降り、回り道して「いい人生」に辿り着いたちきりん氏。世界一プロゲーマーとカリスマ社会派ブロガー―居場所も考え方もまったく違うふたりが、生き方をめぐって語り合った白熱対談。いい人生はどこにある?

 

言わずと知れたプロゲーマー“ウメハラ”と、モンスターブロガーちきりん氏の異色の対談集である。両名のファンである私からしたら、最高に期待できる本だ。ヨダレが止まらん。

 

住む世界も、育ってきた環境も180度違う2人。社会派ブロガーとプロゲーマーの対談って、なかなか内容が想像できないと思う。

だからなのだろうが、非常に広大なテーマについて語られている。公約数を探そうとすると、どうしてもこれくらい広げないとダメだったのだろう。

 

で、読み終えてみての率直な感想は以下の通り。


100時間話したとは思えないほど、さっぱりした内容
ちきりんのキャラを霞ませてしまうウメハラの存在感
「やっぱりウメハラはすげえ…」というバカみたいな感想が出てきてしまう
自分のアタマで考える人は強い

 

では詳しく説明していこう。

 

これで100時間っすか?

まずせこい話からしたい。

『悩みどころと逃げどころ』は非常に薄い作品である。新書なので薄いのも仕方ないと思うのだが、いかんせん前情報として「100時間の対談をまとめた」なんて言われていたので、どれだけたっぷり楽しめるのかと余計な期待をしてしまった。

まあ、こんな安価なのだからその時点で私が察するべきだったのだろうが…。

 

ただ中身の濃さには満足している。存分にウメハラ要素を楽しむことができた。ちきりんも大概だけど、やっぱりウメハラは出色。優秀な人には学歴なんて関係ない、という好例だと思う。

中身を読めば分かるけど、非常に難しく大きなテーマについて語り合っている。

本を読むと、まるでスラスラと2人が語り合っているかのように感じてしまうけれど、実際はうんうん悩みながら、お互いに意見をぶつけ合いながら答えを探していたんじゃないだろうか。だって、100時間も話し合うって、なかなか凄いぞ。会議だったら死人が出てるレベルでしょ。


ちきりんのキャラを霞ませてしまうウメハラの存在感

読んだ限りだとこの本の企画を立ち上げたのは、ちきりんっぽい。話したい内容もちきりんが持ってきたようで、対談は基本的にはちきりんがインタビュアーの役目を務めている。ウメハラは目の前に出された問題を、じっくりと解決するプレイヤーである。

で、それがまた凄い

ウメハラの凄さは以前からその著作を読むことで知っていたが、今回改めて思い知らされた。

ひとつひとつのテーマに対して、軽い答えでは絶対に済ませなくて、しっかりと自分の頭で考えた「自分の答え」を生み出してくる。

ちきりんがインタビュアーの仕事に比重を置きがちだから、全体的に彼女の印象が弱くなってしまうのは仕方ない。だがそれでも、ウメハラの存在感はやはり圧倒的である。

もしかしたら、ちきりん自身がこの「ウメハラの面白さ」を全面に出したくて、あえて黒子というか、引き立て役に徹したのかも知れない。だとしたら素晴らしい仕事。

 

ウメハラさんには勝てません…

とにかくウメハラはしっかりと「考える」。これが彼の最大の特徴であり、強さの秘訣である。考える力が強いから、ちきりんなんていう全然違う世界の大物とも、まともに対談できるし、なんなら圧倒してしまう(実際、ちきりん自身も「勝てない」と本文で語っている)。

また、ゲームについて語っている部分でも、その凄さを思い知らされた。

曰くこんな感じの内容。

 

勝てばいいというものではない。勝ちやすい方法はある。だけどただ単に勝つだけでは自分は成長しない。それに観客はそんな勝ち方を見ても楽しめない。そうなると、ゲーム業界全体にも良くない。いつかは見捨てられてしまう。だから自分は観客が喜ぶような勝ち方をしたい。

 

なにこれ。かっこよすぎでしょ。

しかもこの信念を他のゲーマーに知らしめるために、世界大会で優勝したときの賞金を全部寄付してしまったそうだ。「金じゃないんだよ」と。

 

賞金や自らの欲のためにゲームをする人がいる一方で、ウメハラはゲーム業界全体を、しかも未来まで見渡しながら、自分の身の振り方を考えている。

「考えるってのはこういうことなんだ」と納得すると同時に、なんだか気持ちよくボコボコにされた気分である。

 

自分で考えましょう

検索すれば大抵のことは分かる世の中である。しかしだからこそ、「自分で考えないと分からないこと」に対して、多くの人が無力になっているように思う。

私も仕事で大量を部下を抱えている身なので、考えない人に部下にはいつも困っている。考えない人を考えさせるようにするのは、非常に難しく、どっかに答えがないかと検索したい気分である。

 

またブロガー界隈でも同様の現象が起きている。

私は幸運にも、「時給7500円ブロガー」なんていう偉そうな肩書を手に入れられる程度には、収益を上げられるようになったが、多くのブロガーは鳴かず飛ばずである。日給10円とかザラである。

で、自分で考えられない人は「どうやったらブログで成果を出せるか?」みたいな答えをずっと探している。ときにはお金を出して答えを買ったりする。

私はそういったものに手を出さないので正確なところは知らない。だけど、再現性のある成功方法は基本的に存在しないものだと理解しているので、そういった“答え”を買うことは一生ないだろう。まあ、みんな好きにすればいいさ。

 

いっつも思うのだが、みんなは他人が出してくれた“答え”で満足できるのだろうか。それで上手く行かなかったときに後悔しないのだろうか。

自分で出した答えであれば「これで行ってみよう」という覚悟が生まれる。成功すれば満足できるだろうし、自信にも繋がる。失敗したとしても「じゃあ次はどうしようか?」と考えるだけである。後悔はしないだろう。

 

ウメハラほど考えることはできなかったとしても、自分なりにやれることをやるだけである。

 

以上。

 

 

ちきりんのオススメ本はこちら。

 

 

あとYouTubeにこの本の出版記念として、2人の対談動画がUPされている。

すげえ長い動画なのだが、一気に観てしまった。

ちなみにサングラスをかけているけれど、ちきりんの顔が見れる貴重な動画である。

これを見る限り、やっぱり正体はあの人…。

 


ウメハラ「BeasTV」7/31 - ウメハラ・ちきりん対談 - Part 1