この記事は、
「色々読みたい本はあるけど、時間が無い」
「本を読むのは苦手だけど、中身に興味はある」
「話題の本を理解した気になりたい」
という方のために本の内容を1分間で読めるようにまとめたものである。無理矢理まとめている。
記事の内容は…
①本の内容を1分間で読めるようにまとめたもの
②雑談に使えるエピソード
③私の感想
となっている。
一冊の書籍を1分間で読めるようにまとめるためにはかなりの大部分を取捨選択しなければならない。というか捨てる部分がほとんどである。
それでも紹介する書籍の一番美味しい部分、つまり本の”サビ”を伝えることはできるかと思う。 また、私は読んだ本に載っていた面白いこぼれ話やエピソードに目がない。こういった話が大好きな方もいると思うので、一部だけ紹介したいと思う。 限られた人生をムダにしないためにも、この記事を参考にしていただけたら幸いだ。
ではどうぞ。
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①1分間で分かる『伝え方が9割』
・「ノー」を「イエス」に変える3つのステップ
①自分の頭の中をそのまま言葉にしない。
例「デートして欲しい」
②相手の頭の中を想像する。
例「興味ない人とはデートしたくない」
「初めてのものが好き」
「イタリアンが好き」
③相手のメリットと一致するお願いをつくる
例「驚くほど旨いパスタどう?」
・「イエス」に変える7つの切り口
①相手の好きなこと
デートしてください
⇒「驚くほど旨いパスタどう?」
②嫌いなこと回避
芝生に入らないで
⇒「芝生に入ると農薬の臭いがつきます」
③選択の自由
デートしてください
⇒「驚くほど旨いパスタの店と、石窯フォカッチャの店どちらがいい?」
④認められたい欲
残業お願いできる?
⇒「君の企画書が刺さるんだよ。お願いできない?」
⑤あなた限定
自治会のミーティング来て
⇒「他の人が来なくても斎藤さんだけは来てほしいんです」
⑥チームワーク化
勉強しなさい
⇒「いっしょに勉強しよう」
⑦感謝
領収書をおとしてください
⇒「いつもありがとうございます。領収書お願いできますか」
・強いコトバをつくる5つの技術
①サプライズ法
「そうだ、京都、行こう。」
②ギャップ法
「これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ。」
③赤裸々法
「くちびるが震えてる。あなたが好き。」
④リピート法
「今日は暑い、暑い。」
⑤クライマックス法
「ここだけの話ですが、私はカレーが好きです」
②雑談に使えるエピソード
特になし。
③『伝え方が9割』を読んだ私の感想
この本には付録として、巻頭に『伝え方が9割』の縮小版が付いている。紙一枚に色々とテクニックが載っていた。「まさかな…?」と思いながら読み進めてみたのだが、案の定、本の内容はこの付録に全て網羅されていた。なので、勘の良い方はこの付録を読むだけで十分だったりする。私はそこまで勘も頭も良くないのでしっかりと読ませていただいた。
本の内容は、さすが当代随一のコピーライターが書いただけあり、非常に実践的な内容が揃っていた。
私は普段100人を越す部下を相手しており、仕事のほとんどは部下と喋ることになるのだが、長い経験で勝手にテクニックが身についていたようで、本書に書いてある内容で知らず知らずのうちに使っているものもあった。
それくらい身近なものでもあるので、「人に効率よく伝える方法が知りたい!」という方にはオススメできると思う。
ただし、テクニックだけに頼って心にもないことを言うと、逆効果になることがあるのでご注意いただきたい。人はミスを許してはくれるが、自分が軽んじられたり、利用しようとしたことは絶対に許してくれないものだ。気をつけたほうがいい。そういう意味では、この本に書いてあることをそのまま使うのは、あまりよろしくないのかもしれない。何かを伝えるには相手に正直でいることが一番だったりする。まあこれはポンコツ上司である私の私的な私見なので聞き流して貰って構わない。
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話を本書に戻す。
本の後半は完全にコピーライティングのスキル講座になっている。個人的にはこれが最高に面白かった。
我々が普段何気なく目にしているキャッチコピーに、「そんな意図があったのか!」とまさに目からウロコだった。見識を広める快感を得られた。
こうやってブログを書いていると、「もっと伝えられる言葉を捻り出したい!」という欲求に苦しめられることが多い。私のようなポンコツブロガーであればなおさらだ。いつも不完全燃焼で記事を投稿している。不燃ごみを皆さんに読んでもらっている。申し訳ない限りである。
そんな不燃ごみブロガーにはこの本に書いてあるテクニックは有効だと思う。というか逆に、なぜ今までコピーライティングの勉強をしてこなかったのかと疑問に感じるほどだった。どうやら私はこれを機にコピーライティングの方に興味が移りそうである。
テクニックを身に着けたいのもあるが、もっと言葉の裏側にあるものを知りたいと純粋に思っている。
どうやらコピーライティングの入門書としても本書は一役買っているようだ。
以上。参考にしていただきたい。
伝え方が9割 | ||||
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