どうも、読書中毒ブロガーのひろたつです。
伊坂作品が面白いのはもう、全人類にとって常識になっているのでわざわざ言う必要はないだろう。
作品紹介
楽しさを追求したら、こういう小説になりました。最新書き下ろし長編は、予測不能の籠城ミステリーです! 仙台の住宅街で発生した人質立てこもり事件。SITが出動するも、逃亡不可能な状況下、予想外の要求が炸裂する。息子への、妻への、娘への、オリオン座への(?)愛が交錯し、事態は思わぬ方向に転がっていく――。「白兎事件」の全貌を知ることができるのはあなただけ! 伊坂作品初心者から上級者まで没頭度MAX! あの泥棒も登場します。
伊坂っていうだけで面白いのは間違いないのに、そこにさらに“立てこもり事件”でしょ。さらには“あの泥棒”でしょ。これはもう絶対のやつでしょ。イクラ丼ぐらい間違いない。痛風の方ごめんなさい。
さて、今回紹介する『ホワイトラビット』だが、伊坂マニアの私が正直に公平公正に評価すると…
必読。
これである。
繰り返しになるが、あまりにも面白そうな要素が盛り込まれすぎている。これで面白くなかったら、面白くないと思うそいつの感性が面白いだけだ。そんな面白いやつだったら、きっと何を見ても面白いはずだから墓石でも見て笑ってればいいんじゃないでしょうか。近所の小学校の七不思議にでもなりなよ。
ちょっと冷静な話
毎度毎度私の記事では余計なことばかりを書いてしまうので、たまには簡潔に行ってみよう。←もうすでに書いているので手遅れ
伊坂作品が安定していることはみんなが重々承知しているので、『ホワイトラビット』がどうたらの話はしないこととする。
というか、超正直に書いてしまうと「もう言うことねえよ」なのである。
伊坂作品を多数読んでいる方ならお分かりだろうが、伊坂幸太郎作品の面白さというのは、本当に毎回同じだ。
洒脱な会話、魅力的な登場人物、ときおり飛び出す名言、張り巡らされた伏線…
これらは伊坂作品に毎回出てくる登場人物、レギュラーみたいなもんだ。そして読者が伊坂幸太郎という作家に求めているのもこの要素たちである。需要と供給がめっちゃマッチしている。だから伊坂はいつも高評価。いつもベストセラー。みんな幸せ。
でも、そこで終わりなのだ。それ以上語れることがないのだ。
書評ブロガーとして私が力不足なだけかもしれない。でも、本当にないのだ。
読者が求めるのは、結局いつもの伊坂
『ゴールデンスランバー』辺りの伊坂幸太郎作品は、私が今感じているような「どれも同じような作品」という評価と戦うために、色々と手を尽くしている感があった。
その結果どうなったか。まさに迷走。
語れることがないのはダメなのか?
どうかそのまま。化物のままで
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