俺だってヒーローになりてえよ

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上司に「ダメなやつだな」と思わせる必殺の質問

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どうも。

私は日頃、100人を超える部下を相手にしている。

仕事の内容は彼らの相手をすることがほとんどである。

色んな話を仕事中にするし、色んなことを聞かれたりするのだが、その中でも脱力と言うか、「こいつダメだなぁ…」と途方に暮れてしまうような質問がある。

それが、

 

「どうしたらいいですか?」

 

これである。

人は汚い空気を感じると鼻毛が伸びるのが早くなるそうなのだが、この言葉を聞くと私は鼻毛が伸びるのを実感する。それくらいこの質問は罪深い。しかもあれだろ、仕事中に私の鼻毛が飛び出るようなことがあれば、すぐさま影でバカにするんだろう?お前のせいだ、お前の。

ということで、いかにこの質問がダメなのかを教えたい。

もしかしたらあなたも普段、何気なくこの質問をしているかもしれない。だったらすぐに止めた方がいい。もし上司の鼻毛が飛び出ていたら、この質問をしている可能性が高いだろう。もし「どうしたらいいですか?」が止められないのであれば、上司の鼻毛を代わりに処理してやるぐらいはしてくれ。どちらかだ。

 

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分からないと考えていないは違う

まず始めに言いたいのは、分からないのと、考えていないのはまったく違うということである。

そして私が言いたいことはこれでほとんど言い尽くしている。

しかしそれだとまた、何も考えていない人から「全然分かりません」というコメントが来そうなので、もう少し詳しく伝えてみよう。

上司に聞く、ということは「私には手が負えません」と白旗を上げているのと同じである。

もしその「どうしたらいいですか?」という仕事が、上司から振られている仕事なのであれば、ブーメランのように上司の手元に返ってきたことになる。きっと上司はびっくりしていることだろう。「え?返ってきた!」まるで初めてブーメランを見た原始人のような顔をしていたことだろう。

自分の元に返ってくるぐらいならば、わざわざ投げる必要もなかっただろう。最初から上司が黙々とひとりでこなしていればよかったのだ。

それでもあなたに任されていた理由を考えてみよう。

というか、考えろ。聞く前に。

考えないことが脊髄反射になっている

「どうしたらいいですか?」 

この質問を兵器でしてしまうやつ…おっと平気の間違いだった。まあこんな質問してくるやつは上司からしたら兵器みたいなものだから別に構わないがな。平気でしてくる奴というのは、答えを聴くことが当たり前になっている。

知らない=分からない、という図式になってしまっていて、自分で考えるという能力が完全に退化してしまっている。

検索脳とでも言おうか、知らないことや分からないことは絶対に誰かが教えてくれると思っている。

こういう部下は本当に面倒だ。仕事を任せたこと、頼んだことを後悔させられる。私が敬虔なクリスチャンであれば、きっとこんな困難に出会わせてくれたことを神に感謝していたことだろう。仕事中にお祈りを始めているところだった。危ない危ない。

考えないことが習慣になると怖い。人間ってのは、本当にいくらでも劣化することができるからだ。自分がどうしようもない人間、誰からも必要とされない人間、頼りにされない人間になることが怖くないのだろうか?それとも恐怖感とか未来を予想する能力さえも劣化してしまっているのだろうか。

そうだったら逆に頼もしいかもしれない。

 

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考えるクセをつける

こういう輩に老婆心ながらアドバイスをするならば、まずは考えるクセをつけることだ。

と言っても、そもそも考えることを放棄してしまっている君たちだ。「考えろ」と言われた所で、「どうしたらいいですか?」と反撃してくることだろう。それくらいは考えれば分かることだ。

これは職場で私がよく言うことなのだが、普段から自分のふたつ上の役職になったつもりで仕事をするといい。

それによって、普段とは違う視点がもたらされ、今までだったら目の前の仕事だけしか理解していなかったものが、もっと深く、そして大きく捉えられるようになる。

これが考える訓練になるのだ。

考える力が人生を変える

考えるクセと力をつけることは、人生をどれだけよくするかにも関わってくることだ。

考えることができない人間は無駄な苦労に苦しみ、考える人間は他の人が気付かないようなことに気付き成功をおさめる。

世の中はそうやってできている。

ぜひ、「どうしたらいいですか?」を使う前に、せっかく持っているその頭脳を使ってみてはいかがだろうか。

 

ちなみにこの記事はこちらの記事を真似したものである。

www.outward-matrix.com

私よりも遥かに優秀な方が同じテーマで書いたものなので、見比べてみると面白いかもしれない。というか私のアホさが際立っていて最高である。

 

では、私は鼻毛の処理をしなければならんのでこの辺で。