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「この人の部下は可哀想だな」と思わせる上司の特徴

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私たち会社員の未来は、上司によって左右されると言っても過言ではないことは皆さんよくご存知だと思う。一部の超優秀社員であれば上司がどんなにポンコツであろうと、ヨシヒコだろうと、勝手に成長し圧倒的な成果を上げてしまったりするが、大抵の人は上司に影響を受け、上司に育てられ成長していくものである。

しかし、この世には腐るほど上司がいて、それだけの人数が揃うと地球の法則として少数ながらも確実に「できない人」が紛れ込んでくる。

そのような上司の元に配属された部下は可哀想である。たったそれだけの不運によってこれから見込まれていた成長の機会をほとんど奪われてしまうのだから。

 

上司はその権限を使って部下を選ぶことができるが、部下は上司を選ぶことができない。

そう上司と部下というのは、かくも親子のようなものなのだ。

 

では、「部下を育てられない上司」というのはどういうものだろうか。

私が職場で見つけたそんな「部下を不幸にしてしまう上司」たちを紹介しよう。

ぜひ反面教師としていただきたい。

 

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①部下に任せられない

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部下に仕事を任せられない上司がいる。

それは自分の仕事を部下に振ることができない上司のことである。

部下を過剰に守ろう(無理をさせたくない)と思うあまり、ほとんどの仕事を自分で抱え込んでしまう。

そういった上司の下についた部下は、他の社員よりも経験を積むこともなく、自分の限界を知ることもなく、それを打ち破る体験をすることもなく、日々を過ごすことになる。

部下に優しいのは結構なことだが、過保護は往々にして問題しか生まないことを理解しよう。

 

②部下を注意できない 

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部下に注意することができない上司がいる。

これは部下を正してあげることができない上司のことである。

自分の中に正しさがないのか、それとも部下に嫌われることを恐れて言えないのか、はたまたそもそも部下の間違いに気付いていないのか分からないが、とにかく部下が間違っていてもそのままにしてしまう。

正して貰えない部下はときに傲慢になる。傲慢になると成長ができなくなる。自分は大丈夫だと思い込んだ時点で人は成長を止めてしまうのだ。

反省を促すことは、その場では空気を悪くするかもしれないが、それをいつまでも根に持つような人はいないし、時間が経てば絶対に感謝するはずである。

逆にいつまでも根に持っているような部下であれば、なおさら注意しないと大変なことになるだろう。私は似たような事例で、横領に手を出してしまった人を知っている。

 

③気が弱い、元気がない、やる気がない

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気が弱い、元気がない、やる気がない上司がいる。

これは部下に対して手本になれない上司のことである。

上司というのは職場の長である。言い換えるならば職場の顔である。

そんな上司の態度が仕事に対して消極的であるならば、その職場自体が評価されないだろう。部下も仕事に対して消極的になり、ひどいとそれが当たり前になってしまう。

仕事というのは辛いものである。その対価としてお金を貰っているのだ。

しかし、自分たちの心がけ次第で仕事というのは楽しいものにもなる。エキサイトできる。

やりがいがある、というのは難しいものにこそ使われる言葉である。ボタンを連打するだけで成果を得られるようなスマホゲームにやりがいを感じる人はいないと思う。 

仕事に対して受け身の態度しか取れなくなることは、人生の楽しみを減らすことでもある。生きている時間のほとんどが仕事をしているのだから。

上司は、自らの態度をもって仕事への取り組み方を見せてあげるべきである。 

 

④知っているフリをする 

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知っているフリをする上司がいる。

これは部下に対して正直になれない上司のことである。

ちっぽけなプライドが邪魔するのか、はたまた単なる嘘つきなのか、分からないことや判断のつかないことをさも知っているかのように振る舞ってしまう。

こういった上司の部下になると余計な仕事を抱えることになったり、思わぬ方向転換に振り回されることになる。間違った認識のままになってしまうこともあるだろう。

知らないこと、分からないことは別に恥ずかしいことではないのだ。

どうしても上司は部下に頼もしい姿を見せたくなるものだが、格好悪い所を見せたからと嫌いになる人はいない。むしろ取り繕っている姿の方がよっぽどみっともないことを知るべきである。そしてそれはみんなに見抜かれていることも。

こういう上司は「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と書いた紙を食べた方がいいだろう。

 

⑤上司に相談できない 

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自分の上司に相談できない上司がいる。

これは部下のために行動できない上司である。

役職には権限があり、上司といえども判断できることには制限がある。

しかし仕事をする上で、その権限を超えないといけないような自体が発生した場合、さらに上の上司に相談する必要がある。単純に知らなかったり分からなかったりすることもあるだろう。そのときも相談すればいいだけの話である。

しかし、「こんなことをお願いしたら怒られる」とか「こんなことを今更聞いたら評価が下がる」などという保身ばかりに頭が行ってしまい、自分の権限の中でだけどうにかしようとする。部下は余計な負担を強いられることだろう。

「いや、もうちょっと粘ってみよう」「可能性を検討しよう」という綺麗事を言うかもしれないが、その実は「上司に相談する勇気がないです…」である。

保身が最優先になり、部下のために身体を張れない上司。その部下が不幸であることは言うまでもないだろう。

 

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上司は部下の親である 

仕事をする上で目標とする人、手本となる人がいることによって、部下の成長の速度は上がる。何も考えずにぼんやりと過ごしてしまう人は、いつかは成長するかもしれないが、大抵はクズに仕上がるだろう。

上司は部下にとって親のようなものである。親のあり方で子供の成長した姿は変わる。

子供にとって親は、ときに邪魔くさく、ときには理解しがたいこともあるだろうが、そこに誠意があれば絶対にいつかは理解してくれるし、感謝されるはずである。

部下の親になる気概がない人間は上司になるべきでない。

いたずらに部下を不幸にするだけなのだから。

 

以上。