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クセになる森見登美彦のまずは読んでほしいオススメ作品5選

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どうも。

大好きな作家の紹介である。

 

クセになる文体

彼の文章の特徴は数多いる作家の中でも特に際立っている。一文を読めば彼のものだとすぐに分かるぐらい特徴的な文章を書いている。

偉そうであり、卑屈であり、天邪鬼であり、情けなく、その中に確かな知性は感じさせ、だけど間違いなくアホな文章である。

一度読めば一気に彼の文章の虜になることだろう。今までに数多くの小説を読んできたが、店頭で1ページ立ち読みした瞬間に「買おう!」と決意したのは、後にも先にも森見登美彦の作品だけである。それぐらいパンチが強烈なのだ。

 

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偏屈な人大歓迎

今回の記事では、そんな私の大好きな森見登美彦作品の中でもとくにオススメできる作品を紹介したいと思う。

 

学生のときに不遇の時間を過ごしてきた人。

悶々としたものを抱えながらも発散できなかった人。

周囲と馴染めず、だけどプライドだけは高い人。

 

そんな生きるのが下手な人にこそ森見登美彦の作品を読んでいただきたいと思うのだ。

はっきり言って、彼の作品から得られるものなど何もない。

登場人物たちを笑って、「バカだなぁ」と漏らして、「いや、これは自分のことか…」と我に返るだけである。

 

だがそんな体験をさせてくれる作品がどれだけあるだろうか。

偏屈な人の心の寄り添い、一緒に奈落の底に落ちるような体験をするがいい(褒め言葉)。

 

 

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太陽の塔

私が書店で衝動買いをした森見登美彦の衝撃的なデビュー作。

腐れ大学生を書かせたら日本一の森見登美彦が、腐れ大学生しか登場しない作品を書くと、地獄の釜の中を除いたような作品に仕上がる。

ふざけた内容なのに生真面目な文章。

森見登美彦のエッセンセンスを凝縮しまくり、腐れ大学生たちの悪臭漂う一品である。

 

恋文の技術

 

あんなふざけた小説しか書かない 森見登美彦がなんと、「恋文の書き方」をテーマに持ってきた大胆かつ繊細さに満ちたアホな作品である。

『太陽の塔』と同様主人公は腐れ大学生である。太陽の塔で彼の面白さにやられた人であれば今作も同じように楽しめることだろう。

笑える度だけで言えば、森見登美彦作品の中で最強じゃないだろうか。

 

夜は短し歩けよ乙女

モテナイ男ばかりを書いていた森見登美彦が、なんと「可愛い黒髪の乙女」を主人公に据えた作品を上梓した。

これが発売されたとき私は、「森見登美彦に女性の目線の小説なんて書けるわけがない」と決めつけていた。たぶん書けていなかったと思う。

でも安心してもらいたい。私が日本にある「面白い本ランキング」の中で、最も死にぃ要している「本屋大賞」で堂々たる第二位を獲得したのが、なにを隠そうこの『夜は短し歩けよ乙女』である。全国の書店員(小説好き)が選んだのだから間違いないはずだ。

色んな意味で無茶に溢れた作品だが、読んでいる最中のほっこり感と、ワクワク感は、最高の読書体験に一役買ってくれることだろう。

 

有頂天家族

腐れ大学生、黒髪の乙女、と来たら次はたぬきの登場である。

いや、ちょっと待ってくれ。誰がたぬきの小説になんか興味があるのだと言いたいのはよく分かる。私も同意見だった。

しかし、このたぬきたちの毛深い物語が、かくも森見登美彦作品の中で最も「エンタメ」しているのだ。

文章力の圧倒的な勢いで読ませることが多い森見登美彦だが、ストーリーでしっかりと味わえるのはこの『有頂天家族』をおいて他にない。断言する。一番面白い。

たぬきたちの奮闘が微笑ましく、天狗をめぐる権力争いに震え、家族の愛にくやしいけど泣かされてしまう、ごった煮だけれども最高にエンタメな良作である。

 

美女と竹林

さて、最後に紹介する作品はこちらである。

腐れ大学生、黒髪の乙女、毛深いたぬき。と来たら、最後は森見登美彦自身を書いた作品を紹介するのが筋であろう。

この『美女と竹林』というなんとも摩訶不思議なタイトルの意味や、いまや売れっ子作家にまで上り詰めてしまった森見登美彦の脳内を余す所なく、そして余計なことばかりを書いた作品である。

森見登美彦作品を読んだ方はよく分かっていると思うが、彼の面白さは結局のところ彼の人間性にある。あの歪んでいたり、ひん曲がっていたり、湾曲している人間性だ。

つまり、小説よりもエッセイ向きであると言える。

小説ではなく、エッセイという形で直接森見登美彦の成分を摂取していただきたいと思う。

 

以上。

 

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