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信頼を作り出す『アクティブリスニング9つのコツ』

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どうも。

 

聞くことのメリット

 

私は職場でたくさんの部下に囲まれており、四六時中彼らの愚痴や悪態を聞かされている。まあたまに私が愚痴や悪態を食らわすときもあるが。

 

毎日のように相手の話を聞いているウンザリしてくるものだが、私は経験的に「相手の話を聞くこと」のメリットを理解している。

簡単に言うと「信頼される」のだ。

 

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信頼は作れる

 

仕事をする上で信頼関係を築くことは非常に大事だし、ときには強力な武器になる。

「信頼」を得ることが簡単じゃないのことはみんなが知っていることだ。

だが私の経験で言うと「話を上手に聞く」だけで信頼は得られるものなのだ。

ただあまり仕事にやる気がない私が、その「信頼」という武器を使いこなせているかどうか甚だ疑問ではあるが。 

 

アクティブリスニングというらしい

 

実は私が無意識にやっていた「話の上手な聞き方」というのは、「アクティブリスニング」という技術だったらしい。最近読んだ本の中に書いてあった。

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この本の中に「アクティブリスニング9つのコツ」というものが載っていて、「これ俺じゃん!」とびっくりしてしまった。

どうやら私は知らず知らずの内にアクティブリスニングの達人になっていたようである。(過信)

 

伝えることを意識しすぎです

 

どうしても人は伝えることに重点を置きがちである。

話が好きな人は好きなだけ喋ってしまう。大概が周囲の人間に「喋りすぎ」と思われている。

話下手な人は、「私は話がヘタだから…」と伝えることを過剰に意識してしまい、逃げるようになる。それを繰り返す内に信用をなくす。

どちらもよく目にするパターンである。

 

しかし関係性を築く上では話を聞くことの方がはるかに大事なのだ。

ここに「アクティブリスニング9つのコツ」を載せておくので、ぜひ参考にしてもらいたい。

 

①相手の話は最後まで聞く

相手がまだ話を終えていないのに、途中で口を挟まないこと。

喋りたがりがよくやるやつである。

討論番組を見るとこれの応酬を繰り返していて、私のようなアクティブリスニングの達人は不快になる。

 

②場所

重要な話し合いをするときには、ふさわしい環境をととのえる。

相手の話がよく聞こえる場所で話すこと。混雑している場所や騒がしいレストランなどで、お金や人生の一大事の話をしない。

場所を変える、というのは相手に「特別ですよ」と暗に伝える効果もある。まあ私が仕事のときに「場所を変えましょう」なんて言うのは説教の場合だけだがな。

 

③相手の話を聞いている間は、集中する

次に自分が言うことを考えない。人は話を聞くよりも考える方が4倍ほど早い。

これは面白い。

話を聞いているようで実は頭の中を見ている、というのはみんなが陥っている状態だと思う。

 

④相手が内向型のとき

相手が内向型で話すのが苦手なタイプであれば、積極的にうなずいて見せたり、相づちでやさしく先をうながしたりする。

内向的な部下にどうやって喋らせるかも大事なことである。しかもこういうタイプは意外と喋りだすと止まらなくなるものである。

それだけ色々抱えているのだ。吐き出す所になってあげないとね。キツイけど。

 

⑤話している相手の様子をよく見る

言葉だけではなくしぐさや態度もコミュニケーションの一部だ。あなたが真摯に耳を傾けていれば、相手は「こちらの話に心から関心を持ってくれている」と思う。

自分が聞いているだけでは意味がなくて、相手に「聞いてもらってる」と感じさせて初めて意味がある。これが辛い所だ。

「全然話を聞いてくれないじゃないですか!」と散々話を聞いてあげた子から言われたときの絶望感と言ったらもう…。 

 

これもんですよ。

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⑥認める

相手が的確な指摘や見事な提案をしていたら、すぐに褒めるように心がける 

相手を見下していたり、プライドがムダに高いとこれができなくなる。そして孤立していく。 

 

⑦妥協する

相手から納得できないことや同意できないことを言われても、即座に断ったり反論を始めたりしない。しばらく考え、少しでも当たっているところはないか考慮し、満足できる妥協点をさがすこと。

どうしても相手のキャラクターや背景を加味してしまうけど、話を聞くときはできる限りフラットでいるべき。すんごい難しいけど。

先入観があると大抵失敗する。

 

⑧訂正

相手があきらかに間違ったことを述べている場合でも、相手の顔を立てながら、さりげなく間違いを訂正するようにする。

あくまでも話を聞く目的は「相手との信頼関係を築くこと」。相手の揚げ足を取って勝ち誇ることでない。こんな当たり前のことなのに、ほとんどの議論はこれに終始する。 

 

⑨停戦

対立するような方向に会話が進みはじめたら、「小休止」を提案する。

人間なので感情が苛立つときもある。それはお互いに認め合わなければならない。

そんなときお互いにまともな話はできるはずがないので、休憩するのが一番である。怒りというのは感情の中でも一番持続性がないので、10分もすれば落ち着く。

 

参考にしていただきたい。

 

以上。